第54回 甘利特命担当大臣、本当にお疲れさまでした m(_ _)mなど、政治・経済を中心とした日常的な情報を、独自な視点で解析します。

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<前回の記事 第53回 実質GDPへの疑惑

予告しているテーマに関しては、まだ情報をまとめている最中で、中々記事にはできていない中ではあるのですが・・・



テレビ局報道から持ってきている様ですので、いずれ削除される可能性は否定できませんが、やはり加工をしていない、全編を持ってくるのが一番良いと思いますので、この動画を用います。

昨日よりの報道ですでに周知されている通り、安倍内閣の中心中の中心、甘利明さんが、経済財政政策特命担当大臣、が辞意を表明しました。

正直申しまして、今回の第2次安倍内閣において、特命担当大臣という大任を果たすまで、私の中の甘利さん評はそれほど高くありませんでした。

それは、甘利さんの経済観念に対する疑問があったからです。
これは、私は安倍さんにたいして当初抱いていた感覚と同様のものです。

シリーズ「アベノミクスを問う」の総決算のようにはなりますが、そもそもの「経済政策」には、大枠として二つの考え方があります。

一つが、「財政再建政策」、もう一つが「財政出動政策」です。

前者、財政再建政策の代表が故橋本龍太郎元総理や小泉純一郎元総理。実は第一次安倍内閣もこちらに含まれます。
一方、財政出動政策の代表は麻生太郎さん、そして故小渕恵三さん。第二次安倍内閣はこちらに含まれます。

また、第15回の記事でもご説明しましたが、一見すると「財政出動政策」であるかの様に見える財政政策として、「マネタリズム」という考え方があります。

麻生さんの採用したケインズ政策(是清政策)は、金融政策と同時に財政出動政策をとり、金融緩和政策で日銀が市場に流通する資金の量を増やし、国債を発行することで政府がその資金をいったん市場から吸い上げ、これを再度実体経済に投資する、という方法を取ります。
そのお金を民間企業が利用して給与所得を増やし、消費を起こし、二次的、三次的に資金を流通させ、景気の活性化につなげる方法です。

「トリクルダウン」と揶揄されることもありますが、そもそも「大企業が設けることで、下請けや一般家庭がその恩恵にあずかる」などといった思想とは根本が違います。

一方で「マネタリズム」とは、ケインズ政策に批判的な経済学者たちが考え出した考え方で、日銀に完全に依存した金融緩和政策のみを行い、経済的には緊縮財政政策をとります。

この方法をとると、金融市場にこそ資金が満ち溢れますが、仕事が増えないため、市場にあふれたお金を使う人が誰もいなくなり、より一層デフレが深刻化することになります。これを「流動性の罠」と呼びます。

このように、金融市場にあふれたお金を海外の投資家たちに利用され、リーマンショックの元凶ともなった「サブプライムローン」等のリスクの高い商品に対する投資が行われたのが小泉内閣における経済現象。「円キャリートレード」と呼ばれる経済現象です。

第一次安倍内閣において安倍さんが採用した経済財政政策もこの「マネタリズム」に基づくものです。この考え方を浸透させたのは「竹中平蔵」という人物。私自身は「ユダヤの傀儡」だと思っています。
甘利さんの経済的な思想も、この「マネタリズム」に基づく考え方が当時は多く見られました。

ですので、ケインズ的な「政府がお金を使うことで、民間の景気が活性化し、このことによって税収も増え、政府の財政も潤うことになる」という発想が甘利さん自身にありませんでした。

このことは、第二次安倍内閣において、担当閣僚となった甘利さん自身が国会予算委員会に於いて、実際に認めて発言していました。安倍内閣閣僚において、ケインズ政策の思想を「トリクルダウン」と呼称したのも、私の記憶にある限り甘利さんだけではなかったかと思います。

このころから、私は、甘利さんの中にある、「素直さ」を感じるようになりました。間違っていたら、素直に「間違っていた」と認められる政治家こそ、本当に信頼できる政治家であると思います。



やせ我慢の美学

では、そんな甘利さんが、どうして現在の安倍内閣の根幹ともいえる「ケインズ政策」。もっと言えば「高橋是清政策」に傾倒していくようになるのでしょうか。
その断片を見せたのが、退任における内閣府職員に対するこの挨拶において述べた「やせ我慢の美学」という言葉です。



甘利さんがなぜこの言葉を用いたのか。この言葉の意味を知らない人にとっては、ひょっとするとネガティブな印象を持ったかもしれません。「何を言っているんだ」と。

動画のタイトルにある「混乱謝罪」という文言が用いられているのは、ひょっとすると「やせ我慢の美学」という言葉の持つ意味を理解していない人が作った動画だからなのかもしれません。

麻生太郎&松本純 100分対談

こちらは私がこのブログを作成する前に作っていたブログよりの引用です。

民主党 無策政権の400日
クリエーター情報なし
三栄書房


引用記事にも掲載しているとおり、タイトルに不快感を覚える方がいらっしゃったら申し訳ありません。
私がご紹介したいのは、この本の中で、麻生太郎さんと松本純元官房副長官の対談の中に出てくる一節です。

麻生先生についていって、「義理と人情とやせ我慢」が骨身にしみました。

宏池会の代表を誰にするかでモメたときに、麻生先生は「筋を通していくことが政治であり、外に飛び出すと小さな派閥になって冷や飯を食うことになってしまうが、それを恐れないで義理と人情といったものをベースに政治に取り組む」とおっしゃって、真っ先についていった覚えがあります。

以来、義理と人情とやせ我慢は僕の政治信条そのものになりましたね。


麻生さんが大派閥であった宏池会を抜け、のちの為公会を作る際に、松本純さんに伝えた言葉なのだと思います。

「義理と人情とやせ我慢」
これはほかでもない。現在の安倍内閣の支柱である、安倍総理を含めた4人の人物。

すなわち安倍内閣総理大臣、甘利特命担当大臣、菅官房長官、そして麻生太郎副総理。

このうちの一人である麻生太郎副総理の政治信条なのです。

「私なりのやせ我慢の美学」

「TPP担当大臣」。
私、この役職は実は麻生さんこそ適職ではないか、と思って言いました。麻生さん以外には担えない役職なのではないかと。

ところが、このTPP担当大臣として、その役職に就いて以来の甘利さんの、その名称の通り「タフネゴシエーター」としての活躍は、それはもう、私ごときの評価の上の上をいく。これほどに素晴らしいご活躍ぶりでした。

私のTPP評は、第17回の記事の通りです。

私はそもそも、TPP交渉参加を決定した当時の、民主党内閣下でのTPP交渉参加にははっきり言って反対でした。
それは、当時の民主党内閣では、とても「交渉能力」などないと考えていたからです。

その意味でも交渉参加が決定した時点で、早く自民党内閣と交代してもらいたいと考えていました。
麻生内閣において、退陣前の総選挙において、これまで自民党の足を引っ張っていた人たちはその多くが姿を消した。
今の自民党なら、日本にとって価値のあるTPP交渉ができる、と考えていました。

そして、その大役を見事に果たした人物こそ、この甘利明TPP担当大臣でした。

「マスコミ」という権力

「やせ我慢」という言葉の奥底に秘められた思い。甘利さんのその思いを踏みにじった一色という人物。そしておそらくはその後ろにいるであろう、何らかの組織。そして今の日本が一体どのような状況にあるのか。甘利さんが現在どの様な重責を担う立場にあるのか。

そのようなことに対する「配慮」をまったく行わず、自らの利益のためにこのような報道を行った週刊文春。

これらに、その「やせ我慢」という言葉の本当の意味を理解することができるのでしょうか。

「閣僚のポストは、重い。しかし、政治家としてのけじめをつけること。自分を律することはもっと思い。
政治家は結果責任であり、国民の信頼の上にある」

この言葉の重さを、どれほど理解することができるのでしょうか。

本当にこの国のことを思い、日本という国の為、国民のためにその重責に耐えながら政治活動に邁進してきた甘利さんと、党利党略の為、揚げ足を取り、審議拒否をし、国会の運営を停滞させてもなんの責任感すら感じない民主党をはじめとする野党と、どちらが「責め」を負うべきでしょうか?

私のブログの信条として、裏付けが行えないことを記事にすることはやりたくはありません。
ありませんが、今回の一連の事件。

甘利さんが文字通り「寝る間もなく」、国家のために政治活動を行う裏で下らぬ画策をし、甘利さんを閣僚の座から引きずり下ろした週刊文春を含むすべての人物や組織。
疑いたくはありませんが、週刊文春だって、なんの利益にもならないのに、社の評価を落とすかもしれないのに、これほどの報道を行うことはないでしょう。

どこかで、大きなお金が動いているのではないかと思うのです。
つまり、それだけの金銭を支払ったとしても、それ以上の利益が得られる存在があるということ。

甘利さんを引きずりおろしてでも安倍内閣、安倍政権に対してダメージを与え、その転覆をはかる存在。
特に今回の相手は右翼組織だったといいます。(右翼と名乗る団体であり、本当の右翼ではありません。※第50回の記事参照)

こういった組織と結びつき、安倍内閣を転覆させることで利益を得る存在。
もし野党のみなさんが、本当にこの国のことを思うのなら、批判すべきは甘利さんではなく、このような画策を平気で行う
反社会組織ではないのかと思うのですが、どうしてこのような反社会組織に対する批判は一切行わず、党利党略の為、「敵失」に固執するんでしょうね、民主党をはじめとする野党のみなさん?

麻生内閣の時から継続して、まったく変わらないマスコミや野党のこのような「体質」に、改めて怒りを覚えます。
麻生内閣のとき、同じような手段を使って麻生内閣を弱体化させた「手法」について、次回記事にてご紹介したいと思います。

このシリーズの過去の記事
>> 第55回 情報を捏造する方法
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