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第367回 第48回衆議院議員選挙結果~比例代表制と一票の重み~など、政治・経済を中心とした日常的な情報を、独自な視点で解析します。

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第366回 2017年10月第48回衆議院議員選挙結果に対する評価

前回の記事では、特に私の居住する愛媛県第一選挙区の投票結果について記事にしました。

今回は、第365回の記事 で行った私の予測と、また同じ「比例代表制」をテーマとしまして、「九州ブロック」の比例代表結果を受けて、私が実感した「一票の重み」について記事にしてみたいと思います。


愛媛県第二選挙区の投票結果

)7愛媛県第二選挙区投票結果(2017

今回も前回と同じ Yahoo!みんなの政治 よりデータを拝借しました。

第365回の記事 で行った予測の通り、小選挙区制度での当選者は自民党村上誠一郎氏。

次点は維新の西岡新氏で、ここは私が期待した結果通りになりました。

ただ、今回の選挙では区割りの見直しが行われ、元々松山市が所属する「愛媛県第一選挙区」に該当していた地域の一部が「第二選挙区」に区割り変更されたわけですが、そのような第一選挙区から第二選挙区に変更された地域では横山氏の獲得した票数の方が多かったようです。

これは「松山市」における横山氏の「知名度」が影響したわけですね。

で、改めて 第365回の記事 で問題としたのは「比例代表制度」についてを問題といたしました。

西岡氏も横山氏も小選挙区、比例代表に重複立候補していますので、仮に小選挙区で落選したとしても、比例で復活する可能性があったわけです。二人が所属する比例ブロックは「四国ブロック」になります。

で、第365回の記事 で掲載した「産経・FNN合同世論調査」の結果では、

2017年衆議院選挙比例投票先

となっていまして、これを四国ブロックにも反映させると

 1位/自民 2位/自民 3位/希望 4位/立憲 5位/自民 6位/公明

となることを掲載しました。つまり、

 自民3、希望1、立憲1、公明1

が当選するわけです。

ですが、四国ブロックでは、立憲からはたった一人しか立候補していないこともあり、まさか立憲が入るとは思っていませんでしたから、立憲分が自民に行くのか、希望に行くのか、という内容で記事を締めくくっています。

個人的にはここに維新が食い込むことも想定されるため、比例票を維新に投じることも選択肢の一つとしてはあったわけです。結局自民に入れましたが。

ところが・・・。

比例ブロック投票結果(2017)

これが実際の比例代表四国ブロックの投票結果です。

 自民3、希望1、公明1、そして「立憲1」

となりました。

入りましたね・・立憲民主党。

中傷的に「右、左」を使うのはあまり好きではないのですが、それでもリベラルでもない人たちのことを「リベラル」と呼称するのは反吐が出るほど嫌なので、あえて「左」という表現を使いますが、「左」側の人たちの結束力を目の当たりにさせられたわけです。

もちろんここには左だけでなく、いわゆる「不動票」の中から、自民に票を入れたくない、と考えた人、そして「自民に票を集めすぎるのは問題だ」と考えた人たちの票が集まっているわけですが、それにしても・・・ね。

さて。この「左側の人たち」の結束力。これを強く感じさせられたのが最後の最後まで結果が出なかった比例「九州ブロック」。です。


1票の重み

比例ブロック投票結果九州(2017)

これが九州ブロックの最終結果です。

得票率としては、

 自民 33.81%
 公明 15.82%
 希望 18.11%
 維新 4.30%
 立憲 16.34%
 共産 6.54%
 社民 4.30%
 幸福 0.78%

で、定数は20名ですので、結果

 自民7、公明3、希望4、維新1、立憲3、共産1、社民1、幸福0

となりました。

今回の衆院選の最大の特徴は、投票日当日に台風が日本列島を直撃し、様々な地域で開票時間になっても投票箱が開票場に到着せず、開票日時が翌日に延期された・・・という珍事です。

私の居住する愛媛県でも同様の事態が発生し、肝心の愛媛県第一選挙区の開票が先送りされたわけですが、出口調査等の結果を受けて自民党の塩崎さんは開票締め切りと同時に全国で最も早く当確が出るなどし、比例の方も当日中に結果が出ました。

ところが、今回話題とする九州ブロックでは、「佐賀」と「沖縄」の二つの県において結果が決まらず、比例ブロックは最後の最後まで結果が出ない・・・という状況が続いていました。

佐賀県で繰り延べされたのは佐賀第二選挙区。同選挙区の唐津市から投票箱が届かなかったため、また沖縄県ではうるま市(沖縄3区)、南城市(同4区)、座間味村(同1区)の3つの地域から投票箱が届かなかったため、結果が先送りされました。

佐賀二区では希望の大串氏と自民の古川氏が、沖縄では第4選挙区で自民党の西銘氏と無所属の仲里氏が最後まで小選挙区の議席を争いました。

さて。問題なのは「比例九州ブロック」。

これらの地域で開票が始まるまでの比例ブロックの開票結果は

 開票率97%。
 投票率 自民33.92%、維新4.3%、社民4.22%

という状況でした。この時点で決まっていない議席は小選挙区2、比例ブロック2の計4枠。

小選挙区の得票状況からこのうち小選挙区枠は希望1(佐賀)、自民1(沖縄)はほぼ確定と思われましたので、この時点での計算では比例枠を自民1、維新1が獲得するもの・・・と私は考えていたのです。

第365回の記事 で「ドント方式」についてご説明しましたので、決まり方について詳細は同記事をご参照ください。

で、開票率97%の時点で自民票は33.92%です。自民の7議席目までは確定していますから、残る1議席。つまり自民得票率を7の次の8で割った数字が大切になります。

33.92÷8=4.24

となります。この時点で維新が4.3%(÷1=4.3)、社民票は4.22%(÷1=4.22)ですから、順当にいけば

維新4.3
自民4.24
社民4.22

とならぶこととなり、僅差ではありますが自民票が社民票を上回りますので、九州ブロックの残り2枠を自民と維新が獲得することになります。

ところが・・・

比例ブロック投票結果九州(2017)

結果は残り2枠のうち1枠を維新、残る1枠を自民ではなく社民が獲得してしまったのです。

唐津市の有権者数が58110人、うるま市の投票者数が51343人、南城市の投票者数が34488人、座間味村に関しては情報がありませんが、有権者数が496名。

決して少ない人数ではありませんが、この3市1村の投票結果が九州全体得票数645万3440票の投票結果を左右することとなりました。

自民得票率 33.92%→33.81%
維新得票率 4.30%→4.30%
社民得票数 4.22%→4.30%

たった1議席ではありますが、自民側からすれば0.11%、社民側からすれば0.08%の差が、九州比例ブロックの結果を、しかも残り3%の開票状況からひっくり返してしまったわけです。

社員の票数を逆算すればたった222票。自民の側から逆算すればたった2399票の差です。

そして自民側の2399票を伸び悩ませたのは、もちろん社民票だけではなかったということ。そしてこれがわずか3市1村で起こった政治劇であった・・・ということです。

たった1議席かもしれませんが、この1議席を獲得すれば自民獲得議席数は285席と、解散前を上回ることになっていました。

ですが、この議席を失ったことで自民獲得議席数は284と解散前と同数に終結したわけです。個人的にこの差は決して小さな差ではなかったと考えています。ここに、「左側の人たちの結束力」を垣間見ることとなりました。

自民党を支持する私としては、「勝って兜の緒を締めよ」。これを警告する「1票の重み」であったわけです。

どの政党を支持するのか。これは各人の自由だと思います。ですが、だからこそそのたった『1票』を大切にしていただきたいと思います。



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