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第366回 2017年10月第48回衆議院議員選挙結果に対する評価など、政治・経済を中心とした日常的な情報を、独自な視点で解析します。

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衆院選が終わりましたので、中断していた ロシア革命とソビエト連邦誕生に至る経緯 の記事へと戻りたいところなのですが、その前に、やはり今回の衆議院議員選挙の結果を受けて、私なりの論評を行いたいと思います。


愛媛県第一選挙区候補者としての塩崎恭久(やすひさ)代議士

塩崎議員当選
※塩崎候補当選シーン

この写真は私自身が撮影したものです。
投票日当日は台風が近づく暴風雨の中での選挙戦となりました。

私の居住する選挙区は、愛媛県第一選挙区ですので、まずはこのお話から。

正直なお話をしますと私は、特に2012年に、行われた第46回衆議院議員選挙当時は自民党の支持者でありながら、第一選挙区からの立候補者である塩崎さんの事を、心の底から支持はしていませんでした。

それでも安倍内閣に頑張ってもらうためには自民党議員を応援するしかないと、非常に消極的な理由で塩崎さんに私の一票を投じていました。

このブログで何度も触れていますように、私がすべての議員の中で最も信頼しているのは麻生さんです。私が政治に関心を持つ原点となったのも、自民党を支持する原点となったのも麻生内閣のせいです。

ですから、麻生内閣が崩壊したとき、私自身の政治の当時の状況に対する怒りは非常に激しいものがありました。

麻生内閣に代わって政権の座についたのは民主党内閣でしたから、この政党に対する怒りもありましたし、この政党を支持し、政権の座につくことを許した国民に対する怒りもありました。

ですが、それ以上に私が腹が立ってならなかったのは、麻生さんを支持し、自ら総裁として票を投じたはずなのに、同じ自民党員でありながらマスコミ報道に揺さぶられ、『麻生叩き』にまい進した数多くの自民党議員たちに対して非常に激しい怒りを覚えていました。

実際そのような不届きな議員の多くは2009年の総選挙において次々と落選していきましたし、「みんなの党」という政党を作った江田憲司や渡辺喜美などといった議員の様に、自ら自民党を離れていった議員も多く存在しました。

そして、そんな「麻生叩き」に走った議員の一人が塩崎さんだったのです。

2012年の選挙の時は、「麻生叩き」に走った時の感覚がまだ抜けきっておらず、どちらかというと上から目線で、

 「自民党は悪かったかもしれない。けれども自分は正しかった」

という主張が非常に目立つ演説を繰り返していました。あの時の塩崎さんは、いったいなぜ麻生内閣の時、自民党があれほどに大敗したのか、その理由をまったく理解していなかったのです。

ですが、今回の衆議院議員選挙における塩崎さんは全く違っていました。まるで別人の様でしたね。


「消費増税」と「消費税全額還元プラン」

選挙っていうのは、本来自分自身や政党の政策を訴える場であって、たとえそれが自分自身の政党であろうが、他の痛すぎる政党であろうが、その立候補者であろうが、「批判」を行うための場ではないはずなんです。

私たちが聞きたいのは、そんな「批判」や「誹謗中傷」ではなく、いったいあなたがどんな政策を実行してくれるのか、あなたの政党がどんな政策を実行してくれるのか。そのことによって私たちの生活はどのように変化するのか。

そういった内容が聞きたいのです。

今回塩崎議員は、特に「塩崎やすひさと語る会」というミニ集会を通じて、自分自身の政策、そして「安倍内閣」の政策を訴えることを非常に大切にしていました。

どんな内容であったとしても、それが説得力を持つのか持たないのか。それはその内容を訴える本人がその政策をきちんと理解できているのかどうか。自分自身の中に落とし込めているのかどうか。これにつきます。

今回安倍内閣が解散総選挙を実行したその理由の中の一つに、

2019年10月に引き上げられる消費増税分を、当初の予定より変更し、増税分を借金の返済ばかりでなく、少子化対策などの歳出により多く回す。

という内容がありました。

ですが、第358回の記事 において私が記事にしましたように、『「消費税収」は元々「国債の返済」になど充てられることにはなっていない』のです。

消費税による税収は元々「高齢者医療」「年金」「介護」の3つにしか利用することはできず、民主党内閣当時に自民・民主・公明の3党で増税が合意された折に初めて消費税による税収の様との一つに「子育て支援」が追加されたのです。

消費税収は「国債の返済」に充てることは元々できません。

実は、今回の衆院選においてこのことをはっきりと言葉にしていたのが塩崎議員です。

そして、増税時にその用途として「子育て支援」は含まれていたものの、「教育支援」が含まれていなかったことを述べ、10%増税時に増える税収の一部をこれまでお約束していた4つの財源ではなく、「教育」にも充てていくことを明確に言葉にしました。

私は塩崎さんの演説しか耳にしていませんから、他の選挙区においてどうだったのかは知りませんが、少なくとも塩崎さんの演説を耳にする限り、塩崎さんはこの「消費税」という仕組みや、「社会保障」という仕組みをきっちりと理解されているのだと、3つのミニ集会に参加して、これをヒシヒシと実感させられました。

これともう一つ、塩崎議員の演説の中に、どう考えても麻生さんの「消費税全額還元プラン」を意識したとしか思えない内容がたびたび登場しました。


私のブログでは、麻生さんの「消費税全額還元プラン」について、第34回の記事 で初めて触れています。

上記動画でこの「消費税全額還元プラン」の事をはっきりと知ることができます。5分40秒あたりからです。

この動画の中で、麻生さんの言葉として以下のような言葉が紹介されています。

「財政運用の仕組みが国民に見えやすいという視点は重要。

これと関連して例えば国から取得したアカウントでシステムにアクセスすれば、いつでも正確な年金を参照でき、将来のシミュレーションもできるといい」

「やはり実行するからには、世界で最も先進的なやり方を検討したい。すべての行政機関や病院、学校とつながるようにしてほしい」

今回塩崎さんが盛んに述べていた内容は、これを前提としたもの。「医療・介護システムのICT化」が話題の中心として挙げられていました。

お隣の韓国では既にこのシステムが導入されていることを挙げ、例えば他の医療機関で処方されたお薬が、いわゆる「ドクターショッピング」が行われた際に重複して処方されたり、場合によっては組み合わせによって死に至るようなお薬が処方されたりしない様、医療機関をICTで横断的につなぐことで、単に医療費の抑制につなげることだけではなく、人の命を守るような仕組みを実現させることに塩崎さんは言及していたのです。

まあ、これが「もともと麻生さんが考えていたものだ」なんて指摘すると、塩崎さんは怒り出すかもしれませんけどね。

厚労大臣時代に、これらのプランを図面化し、「置き土産」として厚労省に残してきたのは他ならぬ塩崎さん自身なのですから。

消費増税よって増えた税収は、このようなシステムを完成させるために利用されるわけです。もちろんそれ以前に、消費増税を行えば私たち国民の負担は増加するわけですから、増税を行う前に、「増税を行える状況にする」ことが必要だってことは当たり前のことです。

つまり、第4次安倍内閣の政策の目標は

 「消費増税を行える状況にまで日本国経済を成長させること」

にあるわけです。これは塩崎さんもそうですが、今回政調会長を務めることとなった岸田さんも様々な番組で言葉にしていましたね。

岸田さんもまた塩崎さんと同じ「財政再建派」の一人であったはずの人物ですから、このような財政再建派の人たちが財政再建ではなく、「財政出動」に言及するようになったということは、それだけ自民党内における意識改革が進んだことを示しているものと考えられます。

まあ、それでも「消費増税を行うべきではない」と主張している人たちには納得がいかないかもしれませんが、私自身としては「それでも消費増税を行わなければならない理由 として、これほど完璧な答えはなかったように思えます。

今回の私の大切な「1票」は、魂を込めて塩崎前厚労大臣に投じられました。

今回の衆院選における当確は、全国で最も早く塩崎候補に出されました。

肝心の愛媛県第一選挙区では、離島から投票箱が届かないため、開票そのものが翌23日9時半以降に繰り延べされたにも関わらず、です。

それだけ圧倒的だったということ。

改めて塩崎さん、

 当選おめでとうございました!!

記事としては、その他の選挙結果についての評論も知るするつもりだったのですが、少し記事が多くなってしまいましたので、その内容は改めて次回以降へとゆだねたいと思います。



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