第25回 『麻生政策』と『アベノミクス』など、政治・経済を中心とした日常的な情報を、独自な視点で解析します。

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<前回の記事 第24回 アベノミクスを問う②

「アベノミクスを問う」③

前回の記事では、アベノミクス3本の矢のうち、「第2の矢」「第3の矢」に着目し、「消費性向の高い分野」に対して放たれるべきなのが「第2の矢」であり、どの分野に放つべきなのか、ということを示したものこそ「第3の矢」なのではないかと、このようにお伝えしました。

そして、この「3本の矢」について、麻生内閣において行われた財政政策「景気対策3段ロケット」と比較する形でお示しすることをお約束しました。

『景気対策3段ロケット』と『3本の矢』

この二つのキーワード。
景気対策3段ロケットについても、まだホームページから情報は消えていませんから、こちらをお示ししたいと思います。

景気対策3段ロケット

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一方、こちらはアベノミクスにおける「3本の矢」です。
アベノミクス「3本の矢」

sanponnoya.gif

違い、わかりますでしょうか。「3段ロケット」の場合、「何をするのか」が非常に明確だと思います。

『安全実現のための緊急総合対策』
『生活対策』
『生活防衛のための緊急政策』

の3つを行いますよ、と示しており、三本の矢のように、「日銀政策」「財務省政策」「経済産業省政策」というように、省庁を分断して政策を示したりしてはいません。

麻生さんは「全部同時に、一緒にやる」ことが大切だと言っていました。
これは、ケインズと同じ考え方ですね。

一方で安倍さんの場合は「まずは日銀が動きますよ」「次に財務省が動きますよ」「最後に経済産業省が動きますよ」と、あたかも別々に動くのではないか、とも考えられるような政策の示し方をしています。

事実、日銀の動きばかりが先行しており、じゃあ実際に政府は何をしてくれるの、という具体的な部分がまったく見えてきません。

一方で、安倍内閣のホームページでは、
seika201506.gif

このような形で、「自分たちが政権の座についたおかげで、こんなに社会が変わりましたよ」という、いわば「成果」を前面に押し出しています。

ですが、きっと国民が知りたいのは、安倍内閣に入ってどんな成果が上がったのか、ということではないと思います。

「具体的に、どんなことをしてくれるの?」

という部分こそ、国民が一番知りたい部分だと思うのです。
成果の部分は、それこそ私のようなデータマニアが、理論武装するために集めればよいだけの話で、本当に「国民目線」に立っているのなら、「国民がどんなサービスを受けられるのか」。ここに留意すべきだと思うのです。

麻生政策の場合は、ここが非常に明確です。

リンク先に進んでいただければよくわかるのと思うのですが、政策のポイントはポイントとして個別に検索できるようにした上で、

麻生政策

このようなイメージで国民が必要とする情報にいち早くたどり着けるような工夫がしています。
しかもそれぞれの項目をクリックしたところで画面遷移は行われずポップアップされ、同一の画面の中ですべての情報を閲覧できるような工夫がなされています。

本当にその情報が必要だと感じた場合にのみ、リンク先をクリックし、必要とする情報が具体的に掲載されたページに誘導されます。

ホームページのインターフェイス(見た目)の問題なのではないか、と言われればそこまでですが、逆に言えばこの辺りに麻生内閣と安倍内閣が大切にしていることの「違い」が感じられるのではないかと思います。

「自分たちはこんなにすごいんだぞ!」と一生懸命PRしているのが安倍内閣。
国民目線に立って、国民のためにどうすればよいかと考えているのが麻生内閣。

そんな印象を受けてしまいます。
安倍内閣でも様々な法律が成立しているはずですし、我々国民がメリットを得られるようになった行政サービスもたくさんあると思うのです。

プレミアム商品券 もそうだと思いますし、企業内人材育成推進助成金 もそうだと思います。
ものつくり補助金 の話も、本当に国民の手元まで届いていたのでしょうか。

せっかく法案を成立させ、私たちの生活が豊かになるためのサービスが実行されているのに、その内容が一切私たちの手元にまで降りてこないことにこそ安倍内閣の最大の問題があると私は思います。

「第3の矢」は放たれているんです。
だけど、「どんな矢が放たれているのかがわからない」のです。

繰り返しお伝えしますと、国民が望んでいる情報は、

安倍内閣になったことによって、どんな成果が上がったのかということではありません。
成果が上がったことによって、どんなサービスを私たちが受けられるようになったのかという情報です。

第3の矢までは放たれたのです。

今度は「第4の矢」。つまり、「国民の手元にまで情報を届ける為の政策」 を実施すべきではないでしょうか。

『新』3本の矢

先月、安倍内閣において、「新3本の矢」が発表されました。

安倍首相、新3本の矢で「1億総活躍社会」 GDP600兆円目標も表明

新3本の矢の内容は以下の通りです。

1)希望を生み出す強い経済
2)夢を紡ぐ子育て支援
3)安心につながる社会保障


これまでと比較すると、大分内容は明確になったと思います。
ですが、「1億総活躍」であったり、「GDP600兆目標」であったり、いまだに目標とする数値がざっくりしすぎている感を否めません。

そして、「これから何をするのか」ということも大切かもしれませんが、それ以上に「今何をやっているのか」。「今まで何をやってきたのか」。「いま私たちはどのようなサービスを受けることができるのか」ということをもっと明確に国民に対して示すべきではないでしょうか。

次回以降の記事におきまして、安倍内閣において肝いりとなる部分。
「消費増税」や「マイナンバー制度」について検証していきたいと思います。

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>> 第29回 消費増税を問う
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