第99回 どうしても安倍首相にお伺いしたい事。など、政治・経済を中心とした日常的な情報を、独自な視点で解析します。

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<前回の記事 第98回 18歳選挙権年齢引き下げを問う

ちょっとした日記のような記事になります。
本日、私の地元である松山市に安倍晋三内閣総理大臣がやってきました。
安倍首相来松

理由は、もちろん時期参議院選挙における立候補者の応援です。
ちなみに安倍さんが応援に入ったのはこの方。
安倍首相来松-3

タスキには、「本人」と書いてあります。
まだ選挙公示日前だからですね。

ではどなたかというと・・・
前回の記事でもご紹介いたしました、山本順三さん。現職の国土交通・内閣府・復興の副大臣をでいらっしゃいます。

ちなみに、次期参議院の公示日は6月22日。現在はまだ公示日前ですから、例えばこのタイミングで、私が特定の立候補者に対して、このブログ上で「投票してください」なんてことを記してしまうと、これは公職選挙法違反になります。

ただ、山本順三さん。私、特にこの方が自民党だからとか、現職の国務副大臣だからとか、そんな肩書的な理由はともかくとして、自民党の政策に対する認識の深さと、そのとてもわかりやすい説明の仕方。何より支援者にとても寄り添ったその姿勢が、とても大好きなんですよね。

前回の記事でご紹介したイベントでも山本さんをお呼びしたわけですが、たぶん、これが山本さんではなく、他の候補者であったら、ここまで熱心に推すようなことはなかったと思うんです。

例えば、今日の演説には、塩崎さんも応援演説に入っていました。
ですが、塩崎さんの演説の仕方は、どちらかというと自民党視点。自民党を支持する人が聞けば、「そうそう、その通り」と思うかもしれないのですが、そうでない方が演説を聞くと、ちょっと引いてしまいそうな、そんな情報も含まれていました。
見ての通り、場所は公の大通り。当然そこにいるのは自民党の支持者だけではないわけです。

仮に学生たちを目の前にして話をしてもらったときに、同じような視点で話をされてしまうと、きっと学生たちは一歩引いてしまうと思うんですよね。なぜなら、その情報が正しいのか、間違っているのかを判断するフィルターを持っていないから。

その点でいうと、山本さんは私たち一般庶民の足元に降りてきて、一般庶民の視点で、とてもわかりやすくお話をしてくださいます。
そもそも私が前回の記事でご紹介したイベントの開催に協力したいと考えたのは、若者たちに、本当に『今』の政治で行われていること、考えらえていることを「わかってもらいたい」「関心を持ってもらいたい」と考えたからです。

山本さんって、そういう力がある方なんですよね。
だから、どうしても山本さんに、若者たちの前で話をしてほしかった、というのがその理由です。

で、ご期待にもれず、山本さんが話してくれた内容は、とても若者たちが共感し、真剣に「政治」のことを考えてくれる、そんな内容となっていました。

「わかりやすく」伝えることができるということは、その政策をとてもよく理解していなければなりません。
復興大臣として現場に入り、今日の安倍さんのお言葉を借りると、『現地の人たちの信頼を得て』、熊本の復興にも取り組み、今もなお取り組み続けている、『山本順三』さんはそんな人物です。

さて。話題を少し戻しまして、私は安倍首相が松山に来る、と聞いたとき、どうしても一つだけお伺いしたいことが、ふつふつと沸き起こってきました。スケジュールを管理している県議さんに問い合わせたところ、今回のスケジュールには、参加者からの質疑を受け付ける時間を取ることはまず難しい・・・ということでしたので、残念ながら断念したのですが、後段ではその質問について少し記載したいと思います。

どうしても安倍首相にお伺いしたかった事。

それはただ一つ。「本当に『家計の消費』は伸びていないのか」ということです。
このブログを具に見ていただいている人にとっては、「またか」という情報かもしれませんが、今回の消費増税延期に至って、その理由が結果的にネガティブであったことは、私としてはどうしても不本意なのです。

世界経済は今、大きなリスクに直面しています。しかし、率直に申し上げて、現時点でリーマンショック級の事態は発生していない。それが事実であります。

 熊本地震を「大震災級」だとして、再延期の理由にするつもりも、もちろんありません。そうした政治利用は、ひたすら復興に向かって頑張っておられる被災者の皆さんに大変失礼なことであります。

 ですから今回、「再延期する」という私の判断は、これまでのお約束とは異なる「新しい判断」であります。「公約違反ではないか」との御批判があることも真摯に受け止めています。

 国民生活に大きな影響を与える税制において、これまでお約束してきたことと異なる判断を行うのであれば、正に税こそ民主主
義であります、であるからこそ、まず国民の皆様の審判を仰いでから実行すべきであります。

 信なくば立たず。国民の信頼と協力なくして、政治は成り立ちません。「新しい判断」について国政選挙であるこの参議院選挙を通して、「国民の信を問いたい」と思います。

こちらが、安倍首相が表明した、「消費増税を延期する理由」です。
これに対し、記者から、

個人消費の伸びに力強さがないことに対して、中間層が細っているですとか、あるいは格差が拡大しているという批判がありますけれども、そういった御指摘に対して総理はどのように受け止められていますでしょうか。

という質問が投げかけられました。
しかし、この質問に対し、首相は明確な回答をせず、雇用状況の改善等、安倍内閣の成果を延々と主張するのみでした。

つまり、暗に「個人消費は伸び悩んでいる」ことを認めてしまったわけです。

「個人消費」は本当に「伸び悩んでいる」んですか?

このことに対して、私は複数の記事で「個人(家計の)消費は伸びている」ことを裏付ける資料をたびたびお示ししました。
そして、これを何よりも明確に裏付けているのが第92回の記事に掲載した内容です。

同じ画像をお示しします。

2015年度CPI-2

「消費者物価指数」の表です。「消費者物価指数」。つまり、企業でもない、政府でもない、一般の「家計」で消費された「物価」の推移を示したものです。2010年の物価を100と考えた場合、図は2015年度の数字ですから、2015年度の物価=「店頭で実際に販売された販売価格」はどのくらい成長しているのか。このことを示しています。

わかりやすいように、テキストでも表示してみます。
10代費目指数
項目前年度比ウェイト
食料2.6 2525
 生鮮食品6.2396
 生鮮食品を除く食料1.92130
住居0.02122
光熱・水道-5.3704
家具・家事用品 1.1345
被服及び履物 1.8405
保健・医療0.6428
交通・通信-2.61421
教育1.5334
教養娯楽1.51145
諸雑費0.7569

感じはわかると思います。
項目が10存在し、このうち

「食料」「家具・家事用品」「被服及び履物」「保険・医療」「教育」「教養娯楽」「諸雑費」
の6項目はプラス、

「住居」
は横ばい

「光熱・水道」
「交通・通信」

の2項目はマイナス。

「住居」の内訳では「家賃」がマイナス、「設備補充・維持」はプラス。

「光熱・水道」では「電気代」「ガス代」「その他光熱」がマイナス、「上下水道」はプラス。

「交通・通信」では「交通」は横ばい、「自動車等関係費」がマイナス、「通信」はプラス。
「自動車関係費」の中でも「ガソリン代」が大幅なマイナス、となっています。

「ウェイト」とは「重要度」で、全部を合計すると1万になるように設定されています。
この数字が大きい項目の「物価」が特に大きく物価指数全体の動きに影響を与えています。

「ウェイト」を絡めて動向を見ますと、最も「ウェイト」の大きな「食料」は2.6%のプラス。
次に大きな「住居」は横ばいですが、その中でも特に大きなウェイトを占めるのが「家賃」でこちらがマイナスとなっています。
全体の数字はわからないのですが、2月、3月とも1%のマイナスです。

次に大きなウェイトを占めるのが「交通・通信」で、2.6%のマイナス。
このうち最も大きなウェイトを占めるのが「自動車関係費」で4.7%のマイナス。
このうちで「ガソリン代」が17.4%のマイナスとなっています。

整理しますと、「マイナス」要素として物価の足を引っ張っているのは

「家賃」「電気代」「ガス代」「その他光熱」「ガソリン代」

の5つの項目で、それ以外の項目は軒並みプラス成長している、ということになります。

しかも、そのうち最も貢献度の大きい「食料」は2.6%のプラス成長。
それ以外にも、「教養娯楽」などのウェイトの大きな項目が1.5%代の成長率を果たしています。

「家賃」「電気代」「ガス代」「その他光熱」「ガソリン代」の5つの項目は、家計の「消費」という面で考えれば、高いより低いほうが良い分野です。所謂「ランニングコスト」で、消費したくなくても消費せざるを得ない分野ですから。

これらの経済現象は、いうなれば「原油価格の下落に伴った物価上昇が、消費増税に伴う物価上昇分を完全に相殺してしまった」ことを実は意味しています。

つまり、「消費増税が原因で、消費が抑圧された」という主張は、そもそも間違っている、と言っても過言ではありません。

その上で、本当に「個人消費は伸び悩んでいる」のか。この部分を、本当にぜひ、安倍首相にお伺いしたかったです。
これらの指標を見て、私は逆に「個人消費」は絶好調な割合で伸びている、と考えています。

安倍さんをはじめとする内閣の面々が、この事実を認めない理由。それは、「消費増税を延期する根拠が失われるから」だったのではありませんか?
この点に関して、私は卑怯だと考えています。個人消費は伸びている。消費増税を含め、アベノミクスは大成功を収めているということを認めた上で、そのうえで「増税を実施するより、増税を延期する方が、消費の面から考えても、財政の面から考えてもメリットがあると判断した」と、堂々と言ってもらいたかったと思います。

次回記事では、これも改めてまとめ記事にはなりますが、「増税を実施するより、増税を延期する方が、消費の面から考えても、財政の面から考えてもメリットがある」理由について記事にできればと考えています。
もう一つ新しいネタが登場します。




このシリーズの過去の記事
>> 第100回 財務省の陰謀?~「消費税収」見込み額の不一致~
このシリーズの新しい記事
>> 第97回 安倍内閣における所得税収・法人税収の推移 にほんブログ村 政治ブログへ にほんブログ村 経済ブログへ

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このエントリーにお寄せ頂いたコメント

今日来てたんですよね。
前にもたまたま来てるとこに出くわしたんですが、
その時は市民との交流は無かったんですよね。
もし来ることが分かってたら、行って「タックスヘイブンを違法にしてください!」
って言いたかったです。(´・ω・`)
ポンジュース at 2016/06/12(日) 01:41 | URL

ポンジュースさん、コメントありがとうございます。

結構前からスタンバってました(*^^)v
安倍さんもスケジュールギリギリで、応援演説が精一杯、という感じでした。

まあ、タックスヘイブンはとらえ方にもよりますね。
のんき at 2016/06/12(日) 19:05 | URL

安倍さん、麻生さんに代議士としつ不足に感じる点。
一言で言ってしまえば『馬鹿は相手しない』
マスメディアの偏向あり戦ってきた自民とマスメディアの関係の中、此のお二方は顕著。
でも代議士なので、理解させる事も大事。
マスメディアに関しては昔は卑しき身分でまつりごとを行う者の足引きが仕事の為対立的であったこともあるでしょうし、現行マスメディアももっともっと勉強しないと駄目ですが(;>_<;)
かっ at 2016/09/04(日) 21:15 | URL

安倍さんはとは言いってもマスコミ対応がうまくなってきましたよね。

後は麻生さんですか。
「麻生イズム」を一般のみなさんがもっと理解できるようになれば、もっと日本の経済も前向きに進みだすように思います。

それにしても何か発言するたびに揚げ足を取るマスコミの報道の仕方も正直うんざりします。
のんき at 2016/09/05(月) 15:18 | URL

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