第56回 GPIFと年金の運用など、政治・経済を中心とした日常的な情報を、独自な視点で解析します。

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<前回の記事 第55回 情報を捏造する方法

予定しております、共産主義と左翼に関する記事ですが、中々まとめる時間が取れずにいますので、きちんとした時間が取れるまで少し記事を先延ばししたいと思います。後日、掲載したいと思います。

ブログへのアクセス状況

さて。私がブログをスタートして、約半年ほど経過しました。
ブログを掲載した目的として、一般的に考えられている「常識」と「真実」とのギャップをより多くの皆様に知っていただきたい、というのが最大の目的です。

私が作成しているようなタイプのブログとして、最もアクセスに期待ができるのが「キーワード検索」です。
最初は、いわゆる「リフェラスパム」と呼ばれる、海外の悪質なサイトからのアクセスが多かったのですが、今年に入ったあたりから、徐々にこのリフェラスパムとキーワード検索とのアクセス数が逆転するようになります。

中には「アベノミクスを問う 真実を問う」「データから見る日本」など、明らかに私のブログをピンポイントで検索していただいたのであろう、キーワードも含まれており、これはやはりうれしい限りです

ある程度キーワード検索されるようになってくると、次に期待したいのが、「参照元サイト」。つまり、どなたかのホームページやブログなどに私のサイトへのリンクURLが掲載され、そこから私のブログに流入されるようになること。

もちろん私自身もいくつかは仕掛けを行っていまして、外部サイトから私のブログに流入があるような仕掛けはしています。
ですが、それはほぼ「無作為に掲載された」、あるいは「たくさんのサイトの中の一サイト」として掲載していただいたのであり、そのサイト運営者が何らかの関心を持って掲載して下さっているわけではございません。

ところが、です。先日、解析を行っていますと、私が仕掛けをした記憶のない、見覚えのないサイトから、私のサイトへの流入がありました。

先方の了承を得ているわけではございませんので、もしサイト運営者が気づいた上で、もし不都合がある場合はぜひ削除依頼をお寄せください。

こちらのサイトです。
Spotlight 心うごかす、新発見を

このサイト中の、この記事になります。
「だったらもう廃止しろよ」安倍総理の“年金給付減額あり得る”に不安の声続々

この記事の中で、↓こちらの画像を、掲載元として私のブログをご紹介していただいたうえで掲載していただいています。

社会保障給付費・保険料差額

とても光栄なことだと思います。
本当なら、掲載していただいているサイトにコメントを行うことが可能なのであれば、そちらにコメントをしたかったのですが、コメントのできる仕様ではございませんでしたので、私のブログに直接掲載する形をとりたいと思います。


私が大切にしていること

こちらがそのもととなった安倍さんの発言です。


記事として掲載しているサイトもご紹介しておきます。Yahooが時事通信社サイトから引用した記事で、引用元記事が発見ませんでしたので、Yahooのものをそのまま掲載します。Yahoo記事ですので、いずれ消滅しますから、記事ごと張り付けておきます。
年金給付減額あり得る=GPIF運用悪化なら―衆院予算委・安倍首相

 衆院予算委員会は15日午後、安倍晋三首相と関係閣僚が出席して経済などに関する集中審議を続けた。

 最近の株価下落で年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用損拡大が指摘されていることに関連し、首相は「想定の利益が出ないなら当然支払いに影響する。給付に耐える状況にない場合は、給付で調整するしかない」と述べ、運用状況次第で将来的に年金支給額の減額もあり得るとの認識を明らかにした。

 民主党の玉木雄一郎氏への答弁。首相は「運用は長いスパンで見るから、その時々の損益が直ちに年金額に反映されるわけではない」とも強調した。

実際に安倍さんが行った発言を文字起こししておきます。
そして、その中においてですね、今玉木議員がおっしゃったように、取り崩しもしていくわけでございますが、その中においてですね、長いスパンの中で見て、そこでですね、これは給付に耐える状況ではないという場合においてはですね、当然給付において調整するしか、これは道がないと思います。

さて。これらの情報をもとに、私の今回の記事は作成したいと思います。

おそらく、私の画像を引用した方は、「年金収支の推移」を探りたいと考えて私の画像を掲載していただいたのだと思いますが、残念ながら画像は、「社会保障給付費収支差額」であって、「年金の収支差額」の推移を示したものではありません。

確認したのですが、私、リンク先張り付けてないですね。

画像は、こちら→日本の財政関係資料 財務省 ー 平成25年度予算案 補足資料ー

から引用しました。一応、こちらのサイト↓では画像にリンクを貼り付けています。
第30回 『消費増税』と『高齢化社会』

引用された方は、第32回 公的年金制度の仕組みを参照なされたようです。

私が記事を作成する際に気をつけていることは、私のブログに掲載している画像やリンク元が、極力「二次ソース」とならないことです。
政府が公表したものであれば、直接政府が公表したものを、仮に新聞社が公表したものであったとしても、新聞社が加工し、手を加えたものを直接掲載したい場合以外は、そこからさらに政府データまでさかのぼって資料を探しています。

動画が発見できる場合は、動画とセットで掲載するようにしています。
最も加工しにくいデータは「動画」です。元々加工されたものを利用するのではなく、NHKが撮影したもの、政府がインターネットTVで紹介しているものを直接、加工することなくアップした動画を使います。

私のような記事を作成する場合は、その画像、動画、文字の「信ぴょう性」こそが命だと思っていますから。
多少難しく感じられる記事になったとしても、より「加工されていない資料」を掲載することのほうが、より誠実な記事に仕上がると考えています。

年金制度への最大の「誤解」

改めまして、私の記事を引用していただいたこちらのサイト中記事。
「だったらもう廃止しろよ」安倍総理の“年金給付減額あり得る”に不安の声続々

個人的な感想としては、せっかく私のサイトから引用していただいたのなら、記事の中身まできちんと目を通して、ご理解していただきたかったな、ということです。

年金収支の仕組み
基礎年金勘定年金特別会計年金積立金
収入支出
・保険料収入
・一般会計より受け入れ
・基礎年金勘定より受け入れ
・年金給付費
・基礎年金勘定へ繰り入れ


かなり大まかではありますが、これが年金を給付するための「仕組み」です。
なぜ国会で議論される中で登場しないのか、不思議でならないのですが、年金会計の中で最も大きなウェイトを占める「支出」は、「基礎年金勘定へ繰り入れ」という項目です。

この支出はすべて「基礎年金勘定」という別枠に回され、別会計として運用されています。
会計帳簿が移動しているだけで、「支出」とはとても呼べないような代物です。これが、あたかも「支出」されているかのようにカウントされ、家計帳簿からマイナスされているために巨額な年金会計赤字があるかのように誤解されているのです。

流れとするとこうです。

<1年目>
国民から年金保険料を徴収する。

年金会計の中に蓄える
<2年目>
年金会計の中から、2年目の年金保険料の総額を計算して年金会計から引き出す。

年金会計から引き出された年金保険料をいったん「基礎年金勘定」に移す。

2年目に必要とされる年金給付金を計算して「基礎年金勘定」から引き出す。

「基礎年金勘定」から引き出した年金保険料を年金会計に移す。

年金受給者に給付する

受給者がいなくなった給付費を年金会計から引き出す。

年金会計から引き出された給付費を年金積立金に移す。

このような流れになっています。この中で、年金未納者が発生した場合は翌年、残高が不足する場合がありますので、これを年金積立金から引き出して年金会計に移します。
ですが、元々未納分は本来受け取り者のいない年金ですから、基礎年金勘定から引き出されることなく、基礎年金勘定の会計に蓄積されていくことになります。

この仕組みの中で、それでも尚、例えば年金受給金額の総額を基礎年金勘定に蓄えられている金額が下回った時に初めて年金を取り崩す必要が出てきます。

この段階になって、年金積立金の運用状況が、当初想定されているケースを下回ったら年金の給付費が減らされることも出てきますね、と安倍さんは言っているのです。

この理屈を、マスコミも、民主党の玉木氏もまったく理解できていないことがそもそもの問題なのです。
この流れを抜きにして、例えば安倍さんが「そりゃ給付費が減るケースもありますよ」と発言すれば、年金の仕組みをまったく考慮することなく、「GPIFが年金の運用に失敗すれば給付費が減額される!」など報道してしまうのが現在のマスコミです。

ですから安倍さんは非常に慎重に、言葉を選んで発言しているのに、「安倍首相が年金が減額されるといった!」という部分のみが独り歩きして報道されるのです。

日本の年金会計が、いかに安定した、破たんしにくい制度であるのかということは、改めてこちらの記事→第32回 公的年金制度の仕組みをご覧ください。

多くの人が、GPIFの運用状況にのみ着目し、株が投入されただの、円高が進行しただの、8兆円のマイナスが出ただのと大騒ぎしていますが、GPIFの運用状況に一喜一憂して大騒ぎする前に、まずは年金の収支システムをご理解いただいたらどうですか?というのが私が最も伝えたい部分です。

私の掲載画像をご利用いただいた方は、文末でこのようにおっしゃっています。

個人的には年金支給額減額されても最低限生きてゆけるだけの血液が流れてくれば何とかなるのではないかと思うわけです。

年金の余剰金の運営で血液の量が減ったとしてもさほど騒ぐ必要もないのではないでしょうか?

年金システムを否定しているわけではありませんので、仕組みの見方は間違ってはいないかもしれません。

ですが、「年金支給が減額されることを前提として」記事を作成されているようですので、このような年金制度の仕組みそのものはご理解いただいていないのではないかと思います。
そのあたりをきちんとご理解の上で記事を作成することを、私はお勧めします。

このシリーズの過去の記事
>> 第32回 公的年金制度の仕組み
このシリーズの新しい記事
>> 第111回 将来の年金問題を考える~戦前の出生者数の推移と将来の年代別人口の推移から~

このシリーズの一覧をご覧になりたい方は >>日本の年金 よりご確認ください


TOP日本の年金第56回 GPIFと年金の運用

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