第302回 今村復興大臣がキレた本当の理由/今村大臣V.S.西中誠一郎など、政治・経済を中心とした日常的な情報を、独自な視点で解析します。

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第301回 今村復興大臣V.S.西中誠一郎/激昂会見の責任で辞任すべき?

改めまして、西中誠一郎の質問を再掲します。(※長くなりますので、最初は飛ばして読んでください)

【西中誠一郎質問】
(問)今、お話があったように、31日に避難区域が解除され、そして、自主避難者の方の住宅の無償提供も打ち切られましたけれども、その週に、先週になるわけですが、避難者を中心にした全国の16の団体の方が安倍首相、それから松本内閣府防災担当大臣、それから今村復興大臣宛てに避難用住宅の提供打切り撤回と避難住宅の長期無償提供を求める署名というのを提出されました。

 2次署名分で約2万3,000筆、それから1次と合わせると8万7,000筆近くになる署名を提出されたんですけれども、大臣はこの署名について、申入れ内容について把握されていらっしゃるでしょうか。

(答)まだ確認はしていません。

(問)ああ、そうですか。その中で、やはり3月17日の前橋地裁の国とそれから東電の責任を認める判決が出たわけですけれども、国と東電は3月30日に控訴されました。

 ただし、同じような裁判が全国で集団訴訟が起こっておりますし、原発は国が推進して国策ということでやってきたことで、当然、国の責任はあると思うんですが、これら自主避難者と呼ばれている人たちに対して、国の責任というのをどういうふうに感じていらっしゃるのかということを、国にも責任がある、全部福島県に今後、今まで災害救助法に基づいてやってこられたわけですけれども、それを全て福島県と避難先自治体に住宅問題を任せるというのは、国の責任放棄ではないかという気がするんですけれども、それについてはどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか、大臣は。

(答)このことについては、いろんな主張が出てくると思います。

今、国の支援と言われますが、我々も福島県が一番被災者の人に近いわけでありますから、そこに窓口をお願いしているわけです。国としても福島県のそういった対応についてはしっかりまた、我々もサポートしながらやっていくということになっておりますから、そういうことで御理解願いたいと思います。

(問)福島県の近隣、関東から関西方面ですとか、日本全国に避難されている方もいらっしゃると思うんですが、全て福島県を通すということ自体がもともと今の自主避難の実態に合わないんじゃないかなという気がするんですけど、やはり国が子ども・被災者支援法に基づいて、しっかり対策をもう一度立て直す必要があると思うんですが、それについてはどうお考えでしょうか。

(答)それは今、言いましたように、福島県がいろんな事情、現地の事情等、そういったことも詳しいわけですから、そこにお願いして、それを国がサポートするというこの図式はこのままいきたいというふうに思っております。

(問)福島県、福島県とおっしゃいますけれども、ただ、福島県に打切りの、これは仮設住宅も含めてですけれども、打切りを求めても、この間各地の借り上げ住宅とか回って、やっぱりその退去して福島に戻ってくるようにということが福島県の、やはり住宅設備を中心に動いていたと思うんですが、やはりさっきも言いましたように、福島県外、関東各地からも避難している方もいらっしゃるので、やはり国が率先して責任をとるという対応がなければ、福島県に押し付けるのは絶対に無理だと思うんですけれども、本当にこれから母子家庭なんかで路頭に迷うような家族が出てくると思うんですが、それに対してはどのように責任をとるおつもりでしょうか。

(答)いや、これは国がどうだこうだというよりも、基本的にはやはり御本人が判断をされることなんですよ。

 それについて、こういった期間についてのいろいろな条件付で環境づくりをしっかりやっていきましょうということで、そういった住宅の問題も含めて、やっぱり身近にいる福島県民の一番親元である福島県が中心になって寄り添ってやる方がいいだろうと。

 国の役人がね、そのよく福島県の事情も、その人たちの事情も分からない人たちが、国の役人がやったってしようがないでしょう。あるいは、ほかの自治体の人らが。だから、それは飽くまでやっぱり一番の肝心の福島県にやっていっていただくということが一番いいというふうに思っています。

 それをしっかり国としてもサポートするということで、この図式は当分これでいきたいというふうに思っています。

(問)それは大臣御自身が福島県の内実とか、なぜ帰れないのかという実情を、大臣自身が御存じないからじゃないでしょうか。それを人のせいにするのは、僕はそれは……。

(答)人のせいになんかしてないじゃないですか。誰がそんなことをしたんですか。御本人が要するにどうするんだということを言っています。

(問)でも、帰れないですよ、実際に。

(答)えっ。

(問)実際に帰れないから、避難生活をしているわけです。

(答)帰っている人もいるじゃないですか。

(問)帰っている人ももちろんいます。ただ、帰れない人もいらっしゃいます。

(答)それはね、帰っている人だっていろんな難しい問題を抱えながらも、やっぱり帰ってもらってるんですよ。

(問)福島県だけではありません。栃木からも群馬からも避難されています。

(答)だから、それ……

(問)千葉からも避難されています。

(答)いや、だから……

(問)それについては、どう考えていらっしゃるのか。

(答)それはそれぞれの人が、さっき言ったように判断でやれればいいわけであります。

(問)判断ができないんだから、帰れないから避難生活を続けなければいけない。それは国が責任をとるべきじゃないでしょうか。

(答)いや、だから、国はそういった方たちに、いろんな形で対応しているじゃないですか。現に帰っている人もいるじゃないですか、こうやっていろんな問題をね……。

(問)帰れない人はどうなんでしょう。

(答)えっ。

(問)帰れない人はどうするんでしょうか。

(答)どうするって、それは本人の責任でしょう。本人の判断でしょう。

(問)自己責任ですか。

(答)えっ。

(問)自己責任だと考え……。

(答)それは基本はそうだと思いますよ。

(問)そうですか。分かりました。国はそういう姿勢なわけですね。責任をとらないと。

(答)だって、そういう一応の線引きをして、そしてこういうルールでのっとって今まで進んできたわけだから、そこの経過は分かってもらわなきゃいけない。

 だから、それはさっきあなたが言われたように、裁判だ何だでもそこのところはやればいいじゃない。またやったじゃないですか。それなりに国の責任もありますねといった。しかし、現実に問題としては、補償の金額だって御存じのとおりの状況でしょう。

 だから、そこはある程度これらの大災害が起きた後の対応として、国としてはできるだけのことはやったつもりでありますし、まだまだ足りないということがあれば、今言ったように福島県なり一番身近に寄り添う人を中心にして、そして、国が支援をするという仕組みでこれはやっていきます。

(問)自主避難の人にはお金は出ていません。

(答)ちょっと待ってください。あなたはどういう意味でこういう、こうやってやるのか知らないけど、そういうふうにここは論争の場で
はありませんから、後で来てください。そんなことを言うんなら。

(問)責任を持った回答をしてください。

(答)責任持ってやってるじゃないですか。何ていう君は無礼なことを言うんだ。ここは公式の場なんだよ。

(問)そうです。

(答)だから、何だ、無責任だって言うんだよ。

(問)ですから、ちゃんと責任……

(答)撤回しなさい。

(問)撤回しません。

(答)しなさい。出ていきなさい。もう二度と来ないでください、あなたは。

前回の私の投稿ですと、

今村復興大臣

今村大臣のネクタイにスポットを当てたため、「こんな人が福島の事を思っていないわけがない」ということが私の主たる主張である様に感じさせてしまったかもしれませんが、実はそこではありません。

注目していただきたいのは、中西氏の質問の中にあります。

【西中氏質問①】
(問)福島県の近隣、関東から関西方面ですとか、日本全国に避難されている方もいらっしゃると思うんですが、全て福島県を通すということ自体がもともと今の自主避難の実態に合わないんじゃないかなという気がするんですけど、やはり国が子ども・被災者支援法に基づいて、しっかり対策をもう一度立て直す必要があると思うんですが、それについてはどうお考えでしょうか。

全然普通じゃない? と思われますか?

では、次の質問を見てみましょう。

【西中氏質問②】
(問)福島県、福島県とおっしゃいますけれども、ただ、福島県に打切りの、これは仮設住宅も含めてですけれども、打切りを求めても、この間各地の借り上げ住宅とか回って、やっぱりその退去して福島に戻ってくるようにということが福島県の、やはり住宅設備を中心に動いていたと思うんですが、

 『やはりさっきも言いましたように、福島県外、関東各地からも避難している方もいらっしゃるので、

やはり国が率先して責任をとるという対応がなければ、福島県に押し付けるのは絶対に無理だと思うんですけれども、本当にこれから母子家庭なんかで路頭に迷うような家族が出てくると思うんですが、それに対してはどのように責任をとるおつもりでしょうか。


あれ?
もう一度西中氏質問全文を見ていただきたいと思うのですが、先ほどの質問①では、

 「福島県の近隣、関東から関西方面ですとか、日本全国 『』 避難されている方もいらっしゃる」

と言っていたはずなのに、質問②では、

 「福島県外、関東各地 『からも』 避難している方もいらっしゃる」

という文言にすり替わっていますね。
確かに、福島から日本各地 『に』 非難している人もいるわけで、その人たちへの対応はしっかりしていかなければなりません。
その把握を福島県だけに押し付けるのはちょっと無理がある、という考え方も理解できないわけではありません。

ですが、ちょっとまって?

 「福島県外、関東各地 『から』 避難している」

自主避難者ってどういうこと?

福島県

こちらは福島県の地図です。「関東地方」まで含むエリアまで広げています。

関東地方というのは、「茨城県」、「栃木県」、「群馬県」、「埼玉県」、「千葉県」、「東京都」、「神奈川県」

の7つの都県を言います。
改めて地図を見てみますと、確かに茨木、栃木、群馬も福島と県境を接しており・・・っておい、と。

そう。西中が「国が責任を取れ」と言っているのは、福島県に住む住民だけでなく、関東地方から「自主避難」している人たちに対しても責任を取れ、と言っているのです。

しかも前回の記事 で掲載したニュースにも掲載されていた通り、今回話題となっているのは、

「東京電力福島第1原発事故による自主避難者への住宅の無償提供が3月末で打ち切られたこと」

に対する質問であるはずです。
では、住宅の無償提供が行われている「自主避難者」とは、一体どのような地域に住む人たちの事をいうのかと言いますと、当然「自主避難地域」に指定されたエリアです。

東電のホームページには、自主避難地域として、以下の様に掲載されています。

*1 避難等対象区域:「東京電力株式会社福島第一、第二原子力発電所事故による原子力損害の範囲の判定等に関する中間指針」における「第3政府による避難等の指示等に係る損害について」に掲げる政府による避難等の指示等があった対象区域

*2 自主的避難等対象区域:中間指針追補における「第2 自主的避難等に係る損害について」に掲げる福島県内の市町村(福島市、二本松市、伊達市、本宮市、桑折町、国見町、川俣町、大玉村、郡山市、須賀川市、田村市、鏡石町、天栄村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町、相馬市、新地町、いわき市)のうち避難等対象区域を除く区域

*3 自主的避難:政府による避難等の指示等に基づかずに行った避難

この掲載内容からすると、「自主的避難」の対象となるのは福島県内の市町村に限られており、関東地域など最初から自主避難地域には含まれていないわけです。

これに対して今村大臣は

 「いや、これは国がどうだこうだというよりも、基本的にはやはり御本人が判断をされることなんですよ」

と回答したのです。
はっきりいって、完全にいちゃもんですよね。

さらに、これに対して西中誠一郎はこの様に畳みかけます。

「それは大臣御自身が福島県の内実とか、なぜ帰れないのかという実情を、大臣自身が御存じないからじゃないでしょうか。それを人のせいにするのは、僕はそれは……」

「福島県外、関東各地からも避難している方もいらっしゃる」と言っておきながら、なぜか次の質問では「福島県の内実」という問題にすり替わっているのです。しかも内容は完全に今村大臣に対する誹謗中傷ですね。

ここで初めて今村大臣は声を荒げます。

「人のせいになんかしてないじゃないですか。誰がそんなことをしたんですか。
御本人が要するにどうするんだということを言っています。」

と。関東地方から自主避難している反原発信者のことなど知るか、と今村大臣は声を大にして言いたかったはずです。
これを抑えて、「御本人が要するにどうするんだということを言っています」と怒りを収めて答えています。

当たり前ですよね。福島の住民ならまだしも、原発事故から既に5年が経過し、福島原発周辺ですら避難地域指定が解除されていく中で、関東地方にから自主避難している頭の痛い連中の住宅を無償提供しろとか・・・

完全に頭がイカレテいるとしか考えられませんよ、はっきり言って。

更に、西中誠一郎は続けます。


 「でも、帰れないですよ、実際に」

 「実際に帰れないから、避難生活をしているわけです」

 「帰っている人ももちろんいます。ただ、帰れない人もいらっしゃいます」

 「福島県だけではありません。栃木からも群馬からも避難されています」

 「千葉からも避難されています」


えっと、千葉って・・・

福島県と千葉県


 何を言っているんだ、お前は・・・

 千葉に帰れないから避難生活をしているから住宅を無償で提供しろとか・・・・

で、これに対して今村大臣はこう答えます。

 「どうするって、それは本人の責任でしょう。本人の判断でしょう」

当たり前ですよね、そりゃ。
ところが、西中はこう答えます。

「自己責任ですか」

これに対して今村大臣は、こう答えます。

「それは基本はそうだと思いますよ」

ここからのやりとりを連続して再掲します。

西中
そうですか。分かりました。国はそういう姿勢なわけですね。責任をとらないと。

今村大臣
だって、そういう一応の線引きをして、そしてこういうルールでのっとって今まで進んできたわけだから、そこの経過は分かってもらわなきゃいけない。

西中
だから、それはさっきあなたが言われたように、裁判だ何だでもそこのところはやればいいじゃない。またやったじゃないですか。それなりに国の責任もありますねといった。しかし、現実に問題としては、補償の金額だって御存じのとおりの状況でしょう。

今村大臣
だから、そこはある程度これらの大災害が起きた後の対応として、国としてはできるだけのことはやったつもりでありますし、まだまだ足りないということがあれば、今言ったように福島県なり一番身近に寄り添う人を中心にして、そして、国が支援をするという仕組みでこれはやっていきます。

西中
自主避難の人にはお金は出ていません。

今村大臣
ちょっと待ってください。あなたはどういう意味でこういう、こうやってやるのか知らないけど、そういうふうにここは論争の場で
はありませんから、後で来てください。そんなことを言うんなら。

西中
責任を持った回答をしてください。

今村大臣
責任持ってやってるじゃないですか。何ていう君は無礼なことを言うんだ。ここは公式の場なんだよ。

西中
そうです。

今村大臣
だから、何だ、無責任だって言うんだよ。

西中
ですから、ちゃんと責任……

今村大臣
撤回しなさい。

西中
撤回しません。

今村大臣
しなさい。出ていきなさい。もう二度と来ないでください、あなたは

今村大臣が激怒するのももっともだと思うんですが。

皆さんはどう思われるでしょうか?
なんでこんな奴が記者会見に参加できるのでしょうか?

私にはまったく理解できません。

そしてマスコミは、今村さんの

 「どうするって、それは本人の責任でしょう。本人の判断でしょう」

という発言以降しか報道しません。
群馬や栃木、茨城、まして千葉県から避難している「自称自主避難者」たちがどうするのかなんて、そりゃ、本人の責任ですよね?

マスコミもいい加減こういう切り取り報道や印象操作、やめたらどうですかね?
マジで怒りしか覚えないんですけど?


このエントリーにお寄せ頂いたコメント

明治維新の戦争、、、
福島の地で、英米の手先となったヘタレ長州、薩摩の人間が、徳川に加勢する会津の武士にメッタメタにやられたのが真実で、
それでも、王を助けるため、負けを徳川が認め、第2次世界大戦でも認めたたことが、今の国のうわべの平和につながる。

メッタメタされた子孫が名ばかりの自民党政治の元、旧態然とした薩長藩閥で政治をして、どうせ福島なら原発が破裂しても良いくらいでやってたことが、みえみえなんだよ。

また、戦争が始まりそうだし、、、、、
明治からの事情 at 2017/04/26(水) 10:32 | URL

コメントありがとうございます。
今回の今村大臣の辞任は私としてもとても残念でした。

ただ、記していただいているコメントの内容が、いまいちよくわかりません。
のんき at 2017/04/26(水) 15:29 | URL

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