第129回 ポケモンがつかまらない?ポケモンGO問題の魅力と危険性を問うなど、政治・経済を中心とした日常的な情報を、独自な視点で解析します。

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一度私のブログ記事として扱ってみたいな、と考えていた『ポケモンGO』の話題。

【ポケモン:モンスター捕獲画面】
コンパン

TV等でトップ記事として扱われることも非常に多いため、今では普段ゲームをしない人たちでも知らない人はいない程の情報となってしまいました。それゆえ、情報としては、私のブログでも扱う価値のある情報だと考えているのです。

ですが、私のブログは別にゲームブログではありませんし、普段は「政治」と「経済」に関連する情報を中心に掲載しています。

また、ブログのもう一つのコンセプトとして、記事を見ていただいた方の「役に立てる情報」が掲載されたブログであるということ。
ここは外したくないと思っています。

ですから、どのような情報を掲載しているのが私のブログらしいあり方かと考えると、これは意外に難しい課題でした。
単なる攻略情報であればもっと価値のある情報を掲載する方はたくさんいらっしゃるでしょうし、何より私のブログのテーマである「政治」「経済」の情報としてはかけ離れたものとなってしまいます。

【本日のテーマ】
そこで、本日の記事の一つのテーマとして、「普段ゲームになじまない人」、または「『ポケモンGO』というゲームに関心のない人」でも『知りたい』と考えるであろう『ポケモンGO』の情報について記事として掲載できればと思っています。

私がこのアプリをダウンロードした目的の一つは「話題作り」です。
ですが、ダウンロードして実査にやってみて初めて納得できた部分も多々ありました。

例えば、ポケモンGOが日本で配信される前。
海外で人の家の敷地にまで入って『モンスターを捕まえる』という行為を行って発砲された人や、崖から落ちた人の情報などもニュースで見かけた方も多いのではないでしょうか。

その時に、「いやいやいや・・・いくらなんでもそこまでは行き過ぎでしょ?」という疑問を持った方も多いのでないでしょうか。
と同時に、「なんでそんなことになるの??」という疑問を持った方もいらっしゃるでしょう。

実際、私もそうですし。
勿論、このようなニュースで取り上げられた事例は確かに「行き過ぎ」だと思います。
ですが、「そこまではいかないまでも」同じようなケースに巻き込まれてもおかしくはないなと、これは私が実際にやってみて感じた感想です。

今回の記事では、私が実際にこのゲームをやってみて感じたこのゲームの「危険性」について、一方ではその「魅力」も交えながら、相反するスタンスを並列して記事にできればと思います。


そもそも、『ポケモンGO』って何?

ゲームに関心がない人、やったことを対象としますから、まずはここから。

簡単に言えば、「ポケモンGO」とは自分自身が子供のころにはまった「ポケットモンスター」というゲームの世界に入り込み、「ポケットモンスター」を捕獲して育てる「ポケモントレーナー」になれるゲームだ・・・ということになります。
勿論現在も「ポケモン」はアニメとして放映されていますから、現在の子供たちにとっても魅力のあるゲームです。

【初代ポケモン(アニメ)】
ポケモン初代

喩えるとすれば、「仮面ライダー」にはまった人たちが、ライダーチップスのカードを集めたり、もっと時代を新しくすれば、昔「キン肉マン」にはまった人たちが再び「キン消し」を集め始めるような、そんな感覚です。

仮面ライダーであれば自分のお気に入りのライダーに変身をしたり、キン肉マンであれば自分のお気に入り超人の必殺技の真似をしたり、そんな感覚です。

ポケットモンスターの世界に登場する「ポケモントレーナー」は、何か特別な能力を持った存在ではありませんから、もしも私たちの住むこの世界に「ポケットモンスター」なるものが存在し、そのポケットモンスターを捕獲する方法さえあれば、だれでも「ポケモントレーナー」になることができます。

「ポケットモンスター」にはたくさんの種類のモンスターが存在して、中には自分がお気に入りだったモンスターもいるので、今回の「ポケモンGO」でそのモンスターを見つけて捕獲することができたら、これはとてもうれしいでしょうね。

とてもうがった表現をするとすれば、ポケモンGOとは、そんな「ポケモン世代」の「射幸心を煽る」ゲームだということです。

何年か前にDeNAやGREEが「ガチャ」という仕組みを利用してユーザーの射幸心を煽り、何万円も消費させ、これが社会問題となったニュースをご記憶の方もまだいらっしゃるのではないでしょうか。

ソーシャルゲームが抱える潜在リスク 「射幸心」あおる仕組みとは


『ポケモンGO』とは、どんなゲームなの?

このゲームをニュースで見たとき、まず私の頭に思い浮かんだのは、昔流行した「世界カメラ」というスマートフォンアプリです。

【世界カメラの利用画面】
世界カメラ
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0909/30/news113.html より

これは、スマートフォンの『位置情報』を利用した『AR(拡張現実)』と呼ばれる機能を利用したアプリケーションで、現実世界の特定の位置で「つぶやき」を投稿したり、「画像」を投稿したりすると、その位置に情報が登録され、別の人がスマートフォン上で「世界カメラ」というアプリを起動させた状態でその位置にカメラを向けると、スマートフォン画面上「文字」や「画像」が表示されます。

上記画像は、その「情報が投稿された位置」に向けてカメラを向けた状態で、こんな感じでメッセージや写真等画像を見ることができます。

「世界カメラ」というアプリ事態はもうすでに廃止されているのでダウンロードすることも、利用することもできませんが、このような「AR」と呼ばれる技術を利用した「走り」ともいえる商品だったと思います。

「ポケモンGO」とは、世界カメラでこの様に「文字」や「画像」が投稿されていたような位置に、文字が画像ではなく、「ポケモン」を投稿しているような、そんな状況です。

「GPS」、つまり「位置情報」という感覚に慣れていない人には発想しにくいかもしれませんが、「カーナビ」を利用していると、自分自身の位置情報がカーナビの画面上を移動している様子は想像することができると思います。

【Yahooカーナビより】
カーナビ
https://itunes.apple.com/jp/app/yahoo!kanabi/id890808217?mt=8 より

この画面上でも、自分自身の位置の他に「セブンイレブン」の位置や電車乗り口の位置情報などが掲載されていますね?
最近では、この様な位置情報を、地図上だけでなく、自分がスマートフォンを通じてみているカメラの画面上にも表示できるようになっています。

考えてみると、すごいですよね・・・。
しかもその制度がものすごく上昇していて、あたかも自分が立っているその位置に、「ポケットモンスター」というモンスターが存在しているかの様に見せることのできる技術が開発されています。


『ポケモンGO』を使ってみた体験談から

「ポケモンGO」の位置情報は、最初はこんな感じで表現されます。

【ポケモンGO位置情報】
ポケモンGO位置情報

Googleマップの情報を利用しています。
Googleマップの画像をすべてポケモンGO独自の画像に置き換えています。

まずはこの画面上にモンスターが現れます。ゲーム会社が位置情報を設定している場所に近づくとモンスターに遭遇することができるのですが、出現にはおそらく一定の確率が設定されているんでしょうね。

出会えるかどうかは「運次第」と言ったところでしょうか。
マップ上にモンスターが現れた後、モンスターをタップ(指でタッチする)と、捕獲画面に映ります。
これが、前段にも掲載している画像ですね。

【ポケモンGO:モンスター捕獲画面】
コンパン

手前にある赤と白の球体が「モンスターボール」。
これを指で押さえてモンスターの方向に勢いをつけてスライドさせると、ボールがモンスターに向かって飛び出します。

モンスターはメニュー表とパソコンの間くらいにいます。
見事モンスターボールがモンスターにヒットするとモンスターを捕獲することができます。

【モンスター捕獲後の画面】
20160726_071130000_iOS.png

マップ上には「ジム」と呼ばれる場所の位置情報が設定されていて、その場所の近くまで行き、その位置情報を指で押さえると別のポケモンと自分が捕獲したポケモンを戦わせることができます。

勝つことでポケモンはレベルアップしたり、「進化」して別の新しいポケモンに生まれ変わったりします。


『ポケモンGO』のメリットとデメリット(ポケモンGOの魅力と危険性)

試しにポケモンGOを利用してみて感じたのは、そこには2つの種類の「危険性」と、私が感じたポケモンGO特有の「魅力」が存在する、という事です。

そこに介在するのは、やはりこのようなソーシャルゲーム独特の「射幸心」にあると思います。
この「射幸心」について、Wikiでは以下のように説明しています。
射幸心(しゃこうしん、射倖心とも)とは、人間の心理として「幸運を得たい」と願う感情の事で、その心理的な欲求を抱く状態を意味する。しばしば「幸運によって他人よりも幸せに恵まれたい」という心理状態をも含む。

例えば、ギャンブルなどで、一度勝利するとそれに味を占めて、「もっと勝ちたい」と思う様になり、そこにのめりこんでしまうような感覚です。

ニュースになった話題で言えば、既に紹介したNeNAやGREEの「ガチャ」と呼ばれる機能で、「〇〇円使えば、必ずそのうちの一つで強力なアイテムが手に入る」だとか、「1回〇円のガチャで、20種類のカードがあり、その中には必ず1種類、強力なカードが入っている」というようなやり方です。

もっと昔だと、「ビックリマンシール」でレアなシールを当てるため、商品を大量に購入して、お菓子は食べずに捨ててしまう・・・などということも話題になりました。

「射幸心を煽る」ことで、必要以上に莫大なお金を使わせたり、モラルにかける行動をとらせてしまう、これが「射幸心」が人間にもたらす心理的な作用です。

【「ポケモンGO」捕獲できるポケモン一覧】
ポケモンGO一覧

さて、いかがでしょう。
この画像は、「この近くで捕獲できるポケモンの一覧表」です。
私の場合、この近くで捕獲できていないポケモンはあと1種類、ということになります。

私、昨日街中の大型デパートの周辺でチャレンジしてみたのですが、1種類、「青信号になった横断歩道を渡る途中、横断歩道の上」にポケモンが登場しました。

横断歩道の真ん中で、これを捕まえるためは一度横断歩道の途中で立ち止まって、捕獲にチャレンジする必要があります。
勿論、チャレンジしている間に信号は赤に変わってしまいますね?

「歩きスマホはだめだ」とか、そのような一般常識的な話はとりあえずわきにおいておくとして、このようなケースはえてして発生しやすい、ということを問題視しています。どのような一般常識があろうが、やる人はやりますからね。

また、登場したポケモンは「位置情報」で登録されていますから、比較的遠い位置で出現することも稀にあります。
近寄ったほうが捕まえやすいですから、捕まえるためにそのポケモンの位置情報が登録されている位置に近づこうとします。

ですが、そのポケモンと自分自身が立っている位置の間に、なにがしかの危険物が存在したとしたら、どうでしょう?

また、捕獲する際、スマートフォンは斜め下に向けていたのではポケモンが表示されません。
できる限り水平にスマホを保持する必要があります。

では、そのスマートフォンを向けた先に、だれか人物が立っていたとしたらどうでしょう?
「自分が撮影されている」と勘違いして、ひょっとするとトラブルなる可能性も否定できません。

冷静に判断できる状況にあれば、それが「まずい」と判断することはできると思うのですが、ですがこれが非常に「レア度」が高く、中々見つけることができないようなポケモンであった場合はどうでしょう。

あるいは、自分自身がポケモンの「コンプリート(全種類集める)」にチャレンジしていて、例えば1週間かけて探し回ったのに出会えなかったポケモンに、1週間目にしてようやく出会えた場合はどうでしょうか。

このような時、冷静な判断をできなくさせてしまっているのが先ほどお伝えした「射幸心」なのです。

海外で発生した事故や、命を失ったようなケースも、このような「射幸心」がもたらした結果なのではないでしょうか。
※ポケモンGO捕獲画面、右上隅にある「AR」というボタンをスライドさせ、AR機能を切ることで、この章に記している「危険性」はある程度回避できるようです。
安全性確保のため、この「AR機能」は切ってご利用されることをお勧めします。



『ポケモンGO』を利用して感じた「魅力」

ポケモンGOを短時間ではありましたが、きちんとした形で利用してみた感想として、そこには一つの「有益性」があるように感じました。

TV等では、例えば「引きこもりの人が外に出て歩くようになった」とか、普段あまり歩かない人が「歩くようになった」とか、いくつかの利点を挙げている人がいました。

ちなみに「引きこもりの人が」云々という話については、われらが麻生さんも言及していますね。


ただ、私が感じた「魅力」とは、もう少し別の部分にあります。

【ポケモンGO ポケストップ】
ポケモンGOポストスポット

この画像の様に、「ポケモンGO」では、「ポケストップ」と言って、近くまで移動して画面操作を行うことで、たくさんの「アイテム」を手に入れられる機能が備わっています。

【ポケストップで手に入れられるアイテム】
ポケストップ:アイテム

アイテムの入手は、その場所に行きさえすれば無料ですし、アイテムが手に入ればゲームを有利に進めることができますから、ゲームにはまりつつある人は、このような「ポケストップ」にまで移動します。

まあ、これが「歩く距離が増えた」とか、「引きこもりが外に出るようになった」などという社会現象が生まれた一つの理由ではあると思うのですが。

また、ビジネスのアイデアととして、有料でお金を支払いさえすれば自分のお店をポケストップにすることも可能ですので、実際に設定すれば、自分のビジネスとしても有効活用できます。

ただ、私が感じたメリットとは、この「ポケストップ」としてデフォルメで設定されている場所の多くが、地域でも歴史にゆかりのある場所だということです。

○○という歴史的人物が生まれた場所であったり、○○記念館であったり、○○跡地であったり・・・。
私たちが普段生活していても、中々知ることのない歴史スポットで、まったく知らない歴史的人物の名前までかなり頻繁に登場します。

この様に、私たちが普段なかなか知ることのない、ましてその現地まで行くこともない場所に、そのような記念碑や施設が建てられている、という事実。
郷土の歴史を改めて学びなおすきっかけとして、これほどの機能はないな・・・と、これを私はとても魅力的に感じました。

確かに前章で述べたような「危険性」も存在するのがこの「ポケモンGO」というゲームです。
ゲームそのものに改善すべき点が多々としてあるのは事実なのですが、先ほどのような視点で考えると、これはとても魅力的なゲームだと思います。

さて。改めまして「ポケモンGO」ですが、このゲームがあおる「射幸心」がもたらす「危険性」と同時に、「教育的な視点から見た魅力」もまた本当に多いゲームであると感じました。

どのようなケースであれ、特にこの「危険性」に子供たちが巻き込まれていくことを防ぐのは大人の役割だと思います。
同時に、大人がこの「危険性」に巻き込まれない様、注意すべき必要性は当然あります。

今後、運営会社に対しても、「メリット」が本当に「メリット」として存在できるよう、危険性を排除するような努力と改善はしていただきたいと思います。

何よりもまず利用される皆様は、「モラル」と「道義」を守って、健全に。
利用しない皆様も、一方的に否定したり問題視するのではないく、一方でこのような「魅力」が存在することも認めていただいて、双方が、健全な意味での「価値観」を共有できるような、そんなゲームに今後発展していければよいな、と感じるゲームでした。


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