第103回 麻生副総理の真意~麻生副大総理は本当に増税延期に反対だったのか~など、政治・経済を中心とした日常的な情報を、独自な視点で解析します。

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<前回の記事 第102回 「リーマンショック級の危機」は本当に訪れないのか?~「金融取引」から見る世界経済

前回の記事に於きまして、下記の記事について、私なりのコメントを述べることをお約束しました。
英国EU離脱で「リーマン並み超円高」は本当か

こちらの記事は、記事タイトルの通り、イギリスがEUを離脱するか否か、国民投票を行う期日が6月23日と迫っており、このことに関連して、日本の円高、株安が進行している懸念を示した記事です。

これに重ね合わせて、先日、6月15日、金融政策決定会合が開催され、日銀の金融政策を維持することが発表されたところ、発表前には106円台だった為替が一気に104円を割り込む水準にまで円高が進行しました。

4月末にも同様のことがありましたね?
第80回 日銀政策の意義

こちらは、4月末の為替相場高騰~6月17日までの終値ベースでの為替相場の推移です。

【2016年為替相場推移(4/27~6/17)】
2016為替相場推移(4-27~6-17)

80回の記事の様に赤丸でしるしはつけていませんが、4月末の急騰が4月の日銀政策会合の決定に伴う急騰、6月初旬の急落が英国のEU離脱騒動に伴う急騰、6月15日の急騰が先日行われた日銀政策会合に伴う急騰です。

これに対して、この方は、やはりきちんと対応しますね。
円高ドル安 財務相、為替介入の可能性示唆

2016年6月17日

 EU離脱の是非を問うイギリスの国民投票を前に外国為替相場市場で急速に円高・ドル安が進んだことを受けて麻生財務相は17日朝、政府による為替介入の可能性を示唆した。

 麻生財務相「急激な投機的な動きが見られているというように感じますので、極めて憂慮しています。これまで以上に必要な時にはしっかりと対応して参りたい」

 麻生財務相は、円相場が16日、1年10か月ぶりに1ドル=103円台をつけるなど急速に円高・ドル安が進んだことを受けて、政府による為替介入の可能性を示唆した。また、「イギリスは強いEUの中にとどまる方が望ましい」との見方を示した。

 財務省では17日朝、財務官の他、金融庁長官や日銀の理事らが集まりイギリスの国民投票を前に不安定な動きをみせている金融市場についての情報交換を行った。(日テレ)

またか・・・と思われるかもしれませんが、やはり私は一人の政治家として、麻生さんのことを尊敬しているのです。

【今回の記事のテーマ】
では私がなぜ麻生さんのことをここまで信頼しているのか。とある動画をご紹介しながら、今回の記事を進めていきたいと思います。


麻生副総理の真意

ということで、今回ご紹介する動画は、下記の動画になります。

【安倍晋三と麻生太郎4】


とっても良い動画なので私としては削除されずに残ることを願ってやまないのですが・・・。
菅内閣当時、テレビ朝日、たけしのTVタックルに安倍さんと麻生さんが二人で呼ばれた時の、とても貴重な動画です。

ピックアップしたい部分だけ文字起こしします。
「円高っていうのは、自体が悪いわけじゃないんですよ。
円高は急激に来るから悪いんですよ。少しずつ、少しずつ円高っていうのを演出するのは、これは自国の通貨が高くなるっていうのは決して悪いことじゃありませんから、だから、その意味では、私は円高が急に変化するところが問題。

これが一点。

それが急にしないためにはきちんと、急激になった場合には、それは著しく国益を損なうことになりかねませんので、介入します、と。言って事実介入したわけですから。結構わからないように介入したこと、何度もあるんですよ。

勿論これは、麻生さんの言葉です。
そうです。麻生さんは、急激な円高が日本国にもたらすリスクをきちんと認めていて、急激に円高が進行した時の介入の必要性を説いているんです。

今回の為替相場に関しては、まだ「口先介入」のレベルではありますが、為替介入を想像させるようなフレーズをきちんと言葉にしていますね。

動画を見ていただければわかると思うのですが、麻生さんの説明ってものすごくわかりやすいと思いませんか?

さて。そこで、今回のタイトル、「麻生副総理の真意」。
第89回の記事ですでに同様の解説を行っていはいるのですが、今回は先ほどの動画で、麻生さんが述べている言葉に、今回の消費増税騒動に関連しても、これをほうふつとさせるようフレーズを述べていますので、これをご紹介したいと思います。

「官僚」との信頼関係

【安倍晋三と麻生太郎1】


ピックアップしたいのは、番組から投げかけられた質問。

「総理大臣時代、官僚いうことを聞かなくて嫌になったか?」

という質問に対しての麻生さんの回答です。「×」という答えを示した後、阿川氏の「仲良くしていらっしゃったのか」という質問に対して、

麻生さん「仲良く、というより意見が対立した時には、最終的に説得して、こちらの言う通りやってもらったということです」

阿川氏 「僕の方が勝った?」

麻生さん「勝ったとか負けたとか、そんな次元の低い話じゃなくて、あの、きちんとした話を、説得して、向こうも納得して、でしたから」

阿川氏 「では、気が付いたら丸め込まれている、とかいう・・・」

麻生さん「あ、なかったですね。私の場合はなかったと思います」

<中略>

阿川氏 「逆に、今の菅政権で、何かというと官僚を徹底的に、もう徹底的に、野党時代は語気強く、あの、実現させるといっていたのが、何か違うというか、逆進している感じもあるんですけど」

麻生さん「あの、基本的には、役人っていうものは信用できないってなことを言うのは、やはり社員を信用しない社長、っていうのは、やっぱり会社ってものは成り立たんと思いますね。やっぱり役人との間の信頼関係なんてものをきちんと作りあげる、人間関係ってのを、やっぱり長い間与党やってますから、そこらの間はかなり出来上がっている。僕はそういうところが・・・」

阿川氏 「頭から敵に回すところが・・・」

麻生さん「そりゃ全くの、私に言わせたら、人を統率する、統括するやり方としては、稚拙だったと思います」

この部分です。私の頭の中には、ずっと残ってたんですよね、麻生さんのこの言葉が。
勿論、だからと言って官僚と信頼関係を築くためだけに消費増税をやっていいのかというと、決してそういうわけではありません。
8%に増税したことに関しては、もちろん何らかの意図があったのだと思います。

結果、税収は増えましたし、消費増税によるネガティブな要素を排除してなお、プラス成長しましたから。
リンクを張ることはしませんが、私が過去の記事で散々述べたとおりです。

さて。そこで気にかかるのはこのこと。

麻生副大総理は本当に増税延期に反対だったのか

実は、今回の記事を作成した理由は、この記事をご紹介することにあります。
再延期の波紋(上)「戦力外通告」の財務省、最後まで蚊帳の外 増税の「誤ち」認めず官邸が不信感

記事は2ページ構成になっており、リンクは2ページ目ととなっています。
 財務省は劣勢を打開しようと、来年4月に10%への引き上げを前提に「2年で計20兆円規模の財政出動」を官邸に打診した。財政規律を重視する財務省にとって前代未聞の「奇策」(幹部)だったが、遅きに失した感は否めない。

 麻生太郎財務相は5月、首相に「3度目の失敗は許されない」と進言。9年の消費税率3%から5%に引き上げ、26年の5%から8%への増税後、ともに経済が失速したのを踏まえ、増税回避を首相に示唆している。表向き、麻生氏が増税を主張し続けたのは「財務省職員への配慮」(官邸関係者)にほかならない。


 財務省は「消費税増税を2段階に分けた時点で負けは決まっていた」(幹部)と強がるが、長期政権を見据える首相からの“戦力外通告”を払拭するのは容易ではない。(小川真由美)(産経)

この記事の信ぴょう性がどこまであるのかはわかりません。
ですが、私は真実であると信じたいと思います。

麻生さんは、増税延期を安倍さんに、5月の時点で進言していたということ。
そして、『表向き、麻生氏が増税を主張し続けたのは「財務省職員への配慮」(官邸関係者)にほかならない』ということ。

これは、動画中で麻生さんが言っていた内容そのままです。
消費増税を主張し続けた汚名を一人でかぶり、財務省職員の責任にはしない、という麻生さんの「配慮」。

増税が再延期された今こそ、麻生さんの真骨頂をぜひ見せていただきたいと思います。


このシリーズの過去の記事
>> 第108回 リーマンショック級の危機!?~イギリスEU離脱ショック?を問う~
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