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<前回の記事 第60回 第1インターナショナル

前回の記事において、ご案内いたしました通り、今回の記事では「フランソワ・ノエル・バブーフ」という人物についての記事を掲載したいと思います。

「共産主義」のルーツ

さて。どのような言葉にも、その言葉が生まれることとなった理由。「語源」というものが存在します。
「共産主義」という言葉。英語では「Communism(コミュニズム)」と記します。

この言葉の語源はラテン語の「communis」。意味合いとしては、「共同の」または「共有の」、「義務をともに果たす」という意味になるのだそうです。

この言葉を、「共同」や「共有」ではなく、「完全な平等」という意味を込めて利用し始めたのが「バブーフ」。
フランソワ・ノエル・バブーフという人物です。

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<前回の記事 第61回 「共産主義」のルーツ

前々回の記事において、「第一インターナショナル」という言葉についての記事を掲載した後、前回の記事からの予告で、今回の記事では「第二インターナショナル」及び「第三インターナショナル(コミンテルン)」という言葉について開設すること掲載しました。

ですが、調査をしていく段階において、もう一つ、「社会主義」という言葉についても一度定義づけておく必要性を感じましたので、今回の記事では、この「社会主義」という言葉についての記事を掲載したいと思います。

「共産主義」と「社会主義」

この二つの言葉。実際その違いについて疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
今回のシリーズにおいても、例えば「第一インタナショナル」という組織は「社会主義者による世界で初めての国際組織」と説明されていますし、第二インターナショナルも「社会主義者による国際組織」であるとされています。
ところが、「第三インターナショナル(コミンテルン)」問う言葉を調べると、これは「共産主義者」による国際組織であると掲載されています。

一方、第一インターナショナルが誕生する前のイギリス、ロンドンにおいては「共産主義者同盟」という共産主義者による国際的秘密結社が形成されていますし、またこの前身である「正義者同盟」はフランスに亡命したドイツ人に追って形成されたドイツ人共産主義結社であるとされてます。

共産主義者同盟の綱領となった「共産党宣言」も、第一インターナショナル(国際労働者協会)の創会宣言もともにカール=マルクスが作成しています。考えてみれば、マルクスもまたドイツ(当時のプロイセン)からの亡命者ですね。

マルクスが記した「共産党宣言」においてマルクスは、この「社会主義」と「共産主義」の違いについて、このように記しています。

「社会主義はブルジョアの運動を意味し、共産主義は労働者の運動を意味した」

そして、この時点でマルクスは、自分自身のことを「共産主義者」称していたようです。(1847年)
ところが、1875年。ドイツに、「ドイツ社会主義労働者党」という政党が誕生し、ここにマルクスも参加したようです。
つまり、この時点でマルクスは「社会主義者」であったことになります。

この政党は、「全ドイツ労働者協会」と「ドイツ社会民主労働党」が合併してできた政党なのですが、この政党の綱領として、「全ドイツ労働者協会」出身派閥者たちが作った「ゴーダ綱領」なのですが、ここでマルクスは痛烈な批判を行います。(ゴーダ綱領批判)

この文書の中では、

・(資本主義から共産主義に移行する)革命の過渡期において、労働者階級による権力の掌握が必要であること。
・これは、プロレタリアート(労働者階級)の独裁によってのみ実現が可能であること。
・プロレタリアには祖国はなく、プロレタリアの利害は一致していること。

などが記述されているのだそうです。
つまり、革命が暴力によってのみ可能なのだ・・・と。

ところが、ゴーダ綱領では穏健派である「ラッサール」という人物によって起草されており、その綱領をマルクスが批判しているということは、この「暴力的な部分」が排除されているということ。
マルクスの意見は採用されることなく、ゴーダ綱領はそのまま「ドイツ社会主義労働者党」の綱領として成立することになります。

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<前回の記事 第62回 「共産主義」と「社会主義」

さて。前回の記事に於きまして、「共産主義」と「社会主義」の違いについてご説明いたしました。
現在において「共産主義」が目指す究極のところは「無政府社会(完全なる平等で、『格差』が存在しないため、争いそのものが起きない社会)」であり、「社会主義」とはその過程である、と解釈されているようです。

また、マルクスが述べたように、「社会主義」とはブルジョワ層から見た平等社会であり、「共産主義」とはプロレタリア層から見た平等社会である、という考え方もできるようです。
マルクスもまた、共産主義を実現する過程においては「プロレタリアによる独裁」が必要であると述べており、つまり「社会主義社会」には「管理者としての政府」が必要であるということを主張しました。

第二インターナショナル

第一インターナショナル(国際労働者協会)において、マルクスは「権威者」として存在した様です。
「権力」を否定しながら「権力者」として第一インターナショナルを牛耳ったマルクス。そして、その権力を否定し、「無政府主義」を訴えたロシア人の「バクーニン」という人物。この両者を中心とする派閥抗争により第一インターナショナルは分裂し、崩壊します。

この時「無政府主義」を訴えたバクーニンらの主張は「アナーキズム」と呼ばれ、彼らのことを「アナキスト」と呼ぶのだそうです。

第一インターナショナルは崩壊しますが、その後も労働者や社会主義者たちによる国際組織を必要とする機運は絶えず、1889年「第二インターナショナル」が誕生します。
ここには「アメリカ」の名前も登場します。

第一インターナショナルが世界初の「労働者の国際組織」であったのに対して、第二インターナショナルは「社会主義者の国際組織」とされています。

この時に訴えられているのが
・フランスにおける社会主義者たちの統一
・8時間労働制の主張
・常備軍批判と民兵制の推進
・普通選挙権と議会への社会主義者の参加
・メーデーを国際労働運動のための休日とする

そして
・労働条件のための立法を要求
・国際的な労働組合運動の組織化

といった内容です。これは現在にも通ずるものであり、また「フランス革命」によって生み出されたものですね。
この内容には一定の評価をすることができると思います。

この第二インターナショナルの中心となったのが前回の記事 で登場した「ドイツ社会主義労働者党」改め「ドイツ社会民主党」。この政党は現在のドイツでも存在しているのだそうです。

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<前回の記事 第63回 第二インターナショナルと第三インターナショナル

さて。前回の記事でご紹介した「コミンテルン」と「労働社会主義インターナショナル」という二つの組織。
今回の記事で、もう少しだけ深めてみようと思います。

「コミンテルン」と「労働社会主義インターナショナル」

第二インターナショナルの壊滅を潔しとせず、不満を持った社会主義者たちが集まって開催された「ツィンマーヴァルト会議」。
このツィンマーヴァルト会議の中でも、さらに「左派」に位置づけられたレーニンたちが誕生させたのが「第三インターナショナル」。通称コミンテルン=共産主義インターナショナル。
一方、ツィンマーヴァルト会議の中で、より穏健なメンバーが中心となって生まれたのが「労働社会主義インターナショナル」。

共産主義と社会主義の間で、明確な違いが生まれたのはこの時点だったのかもしれませんね。
ドイツでも、ロシアでもこの「共産主義者」と「社会主義者」は対立する構造にあり、1928年のコミンテルン総会において、「社会ファシズム論」なるものが明示されたようです。(この時の「社会主義」とは、「社会民主主義」とも表現されています)

「ファシズム」という言葉の定義については後日調査をしてまとめたいと思うのですが、スターリンは「ファシズム」と「社会民主主義」を同一視し、ドイツでもドイツ共産党とドイツ社会民主党が対立。このことが、結果的にドイツファシズム=ナチスの台頭を許すこととなったようです。

その後、コミンテルンもファシズムを危険視して方針転換。「すべての反ファシズム勢力」との協調を謳う(人民戦線戦術)も、その後独ソ不可侵条約を結んだことでこの人民戦線術は崩壊。
しかし元々協定に含まれていなかった「ソ連によるベッサラビアと北ブコヴィナの占領」が行われたことでこの独ソ不可侵条約は破綻。

その後独ソ戦が勃発し、ソ連がイギリスと連合関係を結んだことによりコミンテルンは事実上崩壊しました。
このあたりの歴史はもう少し深めたほうが良いかと思いますので、折を見て新しく記事を作ってみたいと思います。

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私のブログを訪れてくださっているキーワードの中に、「社会主義 共産主義 違い」というキーワードからの検索がよく見られます。

訪問先としては第62回 「共産主義」と「社会主義」 をご訪問くださっているのですが、ではこのページが本当に「共産主義」と「社会主義」という言葉の違いを端的に、きちんと説明できているのかというと、これは必ずしもそうではないと思います。

1848革命

シリーズ共産主義と左翼 の中でも、結局総括しきれていなかった問題ではないかと思っています。

【今回のテーマ】
そこで、今回の記事では、このような過去のシリーズで総括することができていない、「社会主義」と「共産主義」の違いについて、改めてきちんと総括するかたちで記事にしてみたいと思います。

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